家やオフィスでも充分本格的!身近なものを使っておうちVRを10倍楽しむ方法 #VR #DIY #アイディア

こんにちは。VR大好き!デザイナーのスタミです。

弊社の代表河村は、割と新しいガジェット好きなので、いろいろ購入しては放置しているのですが、その中で私が「使わないならいつでも無料で引き取りますぞ!」と思っているのがスマホをセットして楽しむタイプのVRゴーグルです。
たった3000円程度で買えるものなのですが、意外とデカかったりすぐにもっと良いのが出てくるのではと足踏みしてしまうんですよね、あれ。
とりあえずオフィスに届いた日には、社内のメンバーでひとしきり楽しみました。
その時ゴーグル、ヘッドホンに加えてとある工夫をしたら結構盛り上がったので、家やオフィスでVRコンテンツを楽しみたいという人は、ぜひ参考にしていただければと思います。

ちゃんとしたVRを体験して感じたこと

私はもともとオンライン小説からアニメ化までされた「ソードアート・オンライン」が大好きで、その世界観に近づく感覚を味わえるVRにすっかり魅せられてしまいました。
ただ、ゲームは全然しないので、VRのゲーム機やスマートフォンをセットして楽しむVRゴーグルが出た時も手を出さず、最新機器でVRアトラクションを楽しめる施設がポツポツとでき始めた時に満を時して体験しに行きました。

レポートも書いていますので、興味のある方は是非読んでみてください。
期間限定のVR体験施設”VR ZONE”には、15年に1度の感動がある! #VR #お台場 #ダイバーシティ

VRアトラクションもある展望台!SKY CIRCUSに行ってきた #VR #SKYCIRCUS #池袋

ここで感じたことは1つ。

人の感覚なんて案外テキトーなもの

VRゴーグル&ヘッドホンを使うだけのおうちVRと、施設で体験するVRアトラクションとでは何が違うか?
それは視覚、聴覚以外の触覚によるところが多いのです。例えば、風や椅子から伝わってくる振動、揺れなどです。
VRの施設には映像や音と連動して触覚や平衡感覚の部分も提供してくれる設備が整っていてやっぱり”アトラクション”なんですよね。これを自宅で再現できるかというと、今のガジェットではなかなか難しいんじゃないでしょうか。
とはいえ、先ほどご紹介したレポートの二つ目「SKY CIRCUS」の方にも載せていますが、ちゃんとしたVRの施設でも設備を見てみると意外とシンプルなものもあるんですよ。
映像、音と連動していても、モノ自体はシンプルにブランコ型の椅子+足元に設置されたサーキュレーター(扇風機)だけだったりします。
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もちろんプレイヤー側がコントローラーを操作する様なインタラクティブな要素が強くかなり作りこまれているものも多いですが、分解していくと最小単位は風、細かい振動、揺れです。
VR用のCGは、映像の質だけで見れば今時驚くくらい作りが粗かったり、子供っぽいテイストだったりするんですが、視覚、聴覚、触覚(あるいは平衡感覚)三拍子揃っていれば人は意外とリアルに感じてしまうんだということがわかりました。逆にどれか1つでもかけてしまうと急にリアルさを失います。
つまりおうちVRで足りないのは主に触覚、平衡感覚の部分なので、これを補えばクオリティはグッと上がります。
コンテンツと連動させるのは難しい場合も多いですが、その辺はテキトーで良いのでとにかく風や揺れを加えると、リアリティが跳ね上がるんです!

家やオフィスにあるものを使っておうちVRを10倍楽しむDIY

前置きが長くなりましたが、理論が分かったところで身の周りで使えそうなものをピックアップしてみましょう。
VRゴーグル、ヘッドホンを装着した状態で使えるものです。
時と場合によって全然違って来るとは思いますが、風、振動、揺れを起こせるもので且つ危険が無ければ何でもOK。
くれぐれも安全第一を念頭に置きながら考えてみましょう。

私がオフィスにいる際に見渡してパッと思いついたものはこちら。

オフィスで見つけた使えるもの

  1. 人(アシスタント)
  2. キャスター付きチェア
  3. サーキュレーター(扇風機)

 
もしかしたらもっと身近で良いものたくさんあるかもしれませんが、とりあえずこれくらいで一度試しにどんな感じかやってみるのが良いと思います。
私が選んだものでやるとしたらこんな手順です。

やり方

  1. コンテンツはジェットコースターなど、座った状態で観るスピード感のあるものをチョイス
  2. プレイヤーはキャスター付きチェアに座ってVRゴーグル(スマホをセットするタイプ)とヘッドホンを装着
  3. プレイヤーはコンテンツの再生が始まったら手を上げてアシスタントに合図をする
  4. アシスタントは、サーキュレーターにスイッチを入れ(設定は強がおすすめ)、デスクチェアのリクライニングや高さを急に変えたり、移動させたり回したりして振動や揺れを与える

 
これだけです!
側から見たら何してんの?って感じですが、たったこれだけでたとえコンテンツと連動していなくてもグッとリアルなアトラクションにレベルアップしますよ。
実際にやってみているところ↓


どうですこのテンションwwww
プレイヤーが観ている映像をアシスタントがチェックできる状況なら即興でも少しコンテンツと連動した動きもできますね!
ゲーム機には詳しくないのですが、PlayStation®VRには「ソーシャルスクリーン」なる機能もあるということで、条件さえ揃えば実現できそうです。

ソーシャルスクリーン

Q:PS VRの「ソーシャルスクリーン」機能とは何ですか?
「ソーシャルスクリーン」機能では、VRゲームまたはアプリケーションを実行している際に、TV側に2D映像を出力することができます。そのため、VRヘッドセットを装着した人だけでなく、みんなで一緒にVRの世界を楽しむことができます。
VRヘッドセットで見ているものと同じ映像をテレビモニターに出力する「ミラーリングモード」に対応したコンテンツでは、PS VRプレイヤーが見ているVRゲームの世界を他の人も見ることができます。ミラーリングモードの映像は、VRヘッドセットの右目に映っている映像を無加工でトリミングした2D映像になります。
VRヘッドセットとは異なる映像をテレビモニターに出力する「セパレートモード」に対応したコンテンツでは、VRヘッドセットを装着していない人も、違った視点から一緒にゲームを遊ぶことが可能です。

引用元:徹底解説!PlayStation®VR https://www.jp.playstation.com/blog/detail/3803/20161004-psvr-2.html

ちなみに今回プレイヤーが体験していたコンテンツはこちら

いかがでしたか?

人の感覚は案外テキトーなものなので、工夫すればVRアトラクションもDIYできちゃいます。
友達とワイワイやるのも楽しいので、人力でいろいろ試してみましょう!
ただし、安全第一。楽しむ前には危険性が無いか充分確認してからということで。
個人的には、4DX映画の水しぶきや匂いの演出にもかなりヒントがありそうだなぁと思っているので、是非一度観てみようと思います。

最近新宿にオープンした、超現実エンターテインメントEXPO 「VR ZONE SHINJUKU」もすごく盛り上がっていそうなのでそろそろ予約したいところです!
「エヴァンゲリオン」「マリオカート」「ドラゴンボール」「攻殻機動隊」(2017年8月〜)と、ビッグネームとのコラボコンテンツでかなりパワーアップしていそうですよ。

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