こんにちは。映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が公開され約3週間が経過し、吹き荒れるファンタビ旋風にどっぷり浸かっているデザイナーのpecoです。
既に3〜4回ほど鑑賞済みの友人もわんさかいるので、私も仕事が落ち着いたら2回目の鑑賞へ行かなくては…と思っているところです。
SNSでは日夜ファンタスティック・ビーストの話題が飛び交っていますが、こんな情報をキャッチしたので、早速行ってまいりました!
👗吉祥寺に劇中衣装がやって来る!
キラリナ京王吉祥寺でニュートたちの衣装展示、映画シーンのパネル展を開催します!また、抽選で当たる映画グッズプレゼントや、グッズ販売も実施!
期間:11/16(水)~12/25(日)※グッズ販売:11/24(木)~12/2(金)#ファンタビ pic.twitter.com/uFMF0nvYJk— 『ファンタスティック・ビースト』 (@fantabi_jp) 2016年11月15日
これであなたも魔法使い? ハリポタ&ファンタビグッズ
実は11/24〜12/2に開催されていたグッズ販売は、たまたま通りかかりかわいいマスキングテープを思わず買っていました。品揃えは先月新宿のマルイで開催されていた期間限定ショップ「ウィザーディング・ワールドベストコレクション」より少し少ないかなといった印象でした。マルイの方はこんな感じでファンにはたまらないグッズが…!(※現在は終了しています)
細かすぎる!貴重な衣装の数々と魔法の世界へ。
グッズはさておき、メインイベント衣装展の開催場所は吉祥寺駅の上に聳え立つ「キラリナ」の4階、“キラリナ広場”です。エレベーターを上がって行くと大きなクリスマスツリーがあったのですが、その傍にそっと並んでいました…撮影に使われた実物の衣装たちが…!
ジャーーーーーーーンッッッッ

私たち“マグル”(人間)へのメッセージも用意されていました。

主人公ニュート・スキャマンダー先生の衣装から、パン屋を開業する夢を抱くノーマジ(マグル)ジェイコブの衣装まで…。クリーデンスやグレイブス長官の衣装がなかったのは非常に残念だったのですが、こんなに間近で本物を拝める機会はそうそうありません。しかも、ファンタビの衣装だけかと思いきや、なんとハリー・ポッターの衣装まで並んでいるではありませんか…!
「ハリー・ポッター」シリーズで主人公を演じたダニエル・ラドクリフが、イギリスの週刊音楽雑誌『NewMusicalExpress』のインタビューで「僕は10年間ジーンズとジップ付きのジャケットだったのに、彼はもうあんなにすてきなコートを着ているんだ」とコメントしたくらい、今作の衣装はとてもおしゃれ。興奮を隠しつつ、それぞれじっくり見てきました。
ニュート・スキャマンダー
まずは今作の主人公、“ニュート・スキャマンダー”。魔法生物を見つけて記録を取るために世界中を旅する魔法動物学者です。少し不器用で、魔法使いや魔女たちと一緒にいるよりも、魔法生物たちといるほうが気楽なアウトサイダー的存在。のちにハリーやロン、ハーマイオニー達が肩を並べるホグワーツ魔法学校の教科書のひとつ、「幻の動物とその生息地」の作者となります。
そんな彼の衣装はすこし厚手のブルーのロングコートに、ツイードのジャケットスーツ、マスタードイエローに近いブラウンのベストにキャメルのブーツ。襟元の蝶ネクタイもポイントです。そして、足元にはあのトランクが…!魔法動物はここから逃げ出しNYでニュートやジェイコブ、ティナ達を振り回していましたね。今の所はちゃんと閉まっているようです。
ティナ・ゴールドスタイン
次に、魔女の“ティナ・ゴールドスタイン”。MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)に勤めており、一時は闇祓いとして活躍していました。妹のクイニーとはとても仲良しですが、クイニーの可憐なイメージとは反対に、すこし堅物で正義感あふれる女性です。そんな彼女の衣装はモノトーンで統一されており、コートも大きくボディーラインのでない形でボトムスは太く裾の広がったパンツスタイル。ヒールのないレースアップシューズですが、男性キャラクターと違う部分がひとつ。彼女の靴は手入れが行き届いており傷や汚れがあまりないのです。そして靴下の柄にちいさな女性らしさを感じました。とってもかわいい!

クイニー・ゴールドスタイン
続いて魔女の“クイニー・ゴールドスタイン”。ティナの妹でありレジリメンス、つまり心を読むことができるとても可憐で素直なキャラクターです。映画のラストシーンの彼女には誰もが心奪われたのではないでしょうか。彼女のキャラクターにぴったりなシフォンの生地で大きく空いた胸元のラインや袖、スカートの裾、ハイヒールまですべてが曲線美。ゆるやかな曲線の端々に丁寧に縫い付けられた無数のビーズがとても印象的でした。

ジェイコブ・コワルスキー
そして、ノーマジ(人間)の“ジェイコブ・コワルスキー”。彼は缶詰工場で働いており、夢はパン屋になることと新鮮で美味しいごちをうを作ること。夢を叶えるための資金援助を銀行に求めるなどあまり裕福ではありませんが、心優しく温和なキャラクターです。そんな彼の衣装が今回見た中で一番印象的でした。先ほど書いた通り彼は工場で働いており、裕福ではありません。その生活や心の優しさを物語るように、ベストに並んだボタンの色は何度も付け直したせいかちぐはぐで、長年着ているのでしょう、布も擦れてしまい中の糸が見えています。ネクタイの生地も毛羽立ちどこかくたびれて見えます。きっと物を大事にするタイプなんですね。(ほっこり)

ファンタビメンバーの衣装は以上でした。原作・脚本を執筆したJ・K・ローリングさんは「今回の主役は4人組なの」と語っているとおり、、今作の主役はニュートだけではなくこの4人全員なのです。いつかクリーデンスやグレイブス、セラフィーナ・ピッカリー議員など他のキャラクターの衣装も見てみたいですね!
ハリー・ポッター
そしてお次はこちら、ハリー・ポッターシリーズから、主役のハリーが実際に身につけていたホグワーツ魔法学校の制服とローブ、そして「ハリーポッターと死の秘宝 PART2」で着用された衣装です。私もまさか見れると思っていなかったのですが、シリーズを見ていた方には嬉しいサプライズ。
まずは「ハリーポッターと秘密の部屋」で着用していたローブと制服です。ホグワーツでは2年生になったばかりなので身長がまだ小さい…!グリフィンドールの刺繍とネクタイもしっかり付いています。
そしてファンタビゾーンでも驚かされましたが靴のディテール。とんでもないこだわりを感じます。「秘密の部屋」でハリーは禁じられた森に入ったり、バジリスクと対決を繰り広げていましたし、学校でやんちゃに走り回っていたのかもしれません。靴は泥にまみれてこんな状態に。

そして最後はこちら、「ハリーポッターと死の秘宝 PART2」で実際に着用していたハリーの衣装です。「死の秘宝 PART2」ではシリーズ最終話として“名前を言ってはいけないあの人”…そう、ヴォルデモートとの死闘を繰り広げていました。ヴォルデモートとの決戦を前に、分霊箱を探す旅でも様々な場所へ出向いては危ない目にあっていましたよね。その壮絶な戦いを物語るかのように、彼の衣装はボロボロです…思い入れがありすぎて、これを見ただけでちょっと涙がでそう…。
名シーンの数々をじっくり観れる、パネル展
そして衣装展ともうひとつ。パネル展が開催されています。数はあまり多くないのですが、今作で観られる名シーンの数々がパネルに印刷され展示されています。

映画のワンシーンともなると止めてじっくり見ることができないので、是非足を止めて細かなところまで眺めてみてはいかがでしょうか?
今ならプレゼントがもらえるかも!? 今年最後の運試し!
そして今回のは素敵なグッズがもらえるチャンスが。A賞とB賞からの選択式でA賞はファンタビのサイン入りポスター、B賞はファンタビオリジナルTシャツです。応募期限は12月25日まで!足を運んだ際には是非応募してみましょう。(わたしもちゃっかり応募してきました。)

もっと見たい! ハリーポッターの世界
今回は主役となった4人とハリーの衣装のみとなっていますが、本国イギリスではハリーポッターのスタジオツアーも人気です。
“Warner Bros. Studio Tour London – The Making of Harry Potter”
ホグワーツや他キャラクターの衣装、ハリーが暮らしていた階段下の物置や様々な小道具などを見ることができます。こちらのウェブサイトは英語ですが、JTBなど旅行会社でブッキングできるツアーもあるので、イギリスへ遊びに行かれる方は是非調べてみてください。
いかがでしたか?スクリーンや書籍、雑誌の写真ではなかなか知ることのできない、本当に細かなこだわりがぎゅっと詰め込まれた映画の衣装や小道具たち。キャラクターの性格や年齢、生活背景から作り出された繊細なディテールにはため息がでるほどです。こうして時間の許す限り好きな角度から好きなだけ眺められるのは本当に贅沢な体験でした。
期間中、もう一度いってこようかと思っています。写真では伝えきれないので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?もちろん映画を見てない人は、まずは映画館へ!!!
ハーパーコリンズ・ ジャパン
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